地形搗き(じぎょうつき)

地形搗きとは地固め

家などを新築するときに、基礎の地ならしをして固める地固めは、今も
昔も必要な作業です。これを地つき、胴つき、石場かち、たこつきなど
といいます。
地つきの方法は、各地とも大同小異で、その装置別に丸太の一端に
数本の縄をつけ、縄は棒を束ねた部分を通して各自が手に持ちます。
縄を引くと丸太が持ち上がり、縄を同時に離すと丸太が落ちて地面を
突き固める。これを繰り返すわけです。
この作業に女性が参加する例も各地に見られます。この作業は数人
の呼吸を一致させるのが肝要で、そのために地つき唄が歌われまし
た。

円蔵の地形搗き

円蔵睦会で地形搗きの練習をしてます、他団体にも協力をして頂き
地形搗きが完成します。下記には唄の歌詞を記しますので興味があ
るかたは練習場若しくは「夏のつどい」等の披露する場でご確認下さ
い。

**唄**(本来は縦書き)

鹿島立ちして 日本橋

   槍を振り出す 品川へ

色の品川 情けの鮫津

   想う程土ケ谷 戸塚宿

戸塚泊りは まだ陽も高い

   駒を早めて 茅ヶ崎へ

茅ヶ崎名勝 かずかずあれど

   沖に姥島 波元に平島

東海道には 左富士

   鳥居土橋には 片葉の葭

八幡大門 弁慶塚

   懐島に 景義館

松になりたい 並木の松に

   諸国大名 下に見る

大岡越前 浄見寺

   お葉つき銀杏 名奉行

・・・かけ声・・・・

コオーノ エーンヤアラア ヤアーエエー